ハンガー式ヤジロベー工法
ハンガー式ヤジロベー工法とは
矢板、シートパイプ等にプレキャストコンクリートパネルを取り付ける設置方法です。
自立式護岸・土留など、壁面にプレキャストコンクリートパネルを用いる工事に使用できます。
従来の問題点を改善しました
- 高さ調整のため、取付が完了するまで吊った状態を維持する必要があったこと。
- 隣接するパネルが不整列な場合、前後左右の調整作業が容易ではなかったこと。
- 調整箇所が多く施工日数が必要であったこと。
特徴
ハンガープレートを取り付けたヤジロベーパネルを、設置構造物の同位置に取り付けた溝形鋼等へ落とし込むことで、設置構造物との間隔とパネルの上下位置を確定します。
ハンガープレート(引っ掛け板)を介して溝形鋼等にぶら下がっているので
- 横方向へスライドさせてパネルの左右位置を調整することが容易です。
- ヤジロベーパネルの面通りや壁面勾配を容易に決定できます。
- クレーンの効率が高まり施工性が向上します
▼ハンガープレート受け
- 前後にスライドする範囲で調整を行います。
- 事前に矢板の誤差の±を確認して頂く必要があります。
- スライドすることで、部材の耐荷重が低下しますので注意が必要です。
- 上下方向は、側面に溶接してある高ナットに六角ボルトを用いて上下に調節します。
- 各工程で確実に溶接して下さい。
▼固定金具受け
- 前後の調節は、製品からのアンカー筋(先端ネジ切)で調節を行います。
- 上下方向は、固定部溝のある鋼材を上下にスライドさせ六角ボルトを用いて固定することで調節します。
製品形状図
底有タイプ/底無タイプの2種類をご用意しています。
施工手順
■底有タイプ
■底無タイプ