【コラム】車道と歩道の境界

道路で見かけるこの縁石は、境界ブロックと言います。
車道と歩道を分ける役割を持つコンクリートブロックで
車の歩道への乗り上げを防止して歩行者を守ったり、車道と歩道を識別しやすくするといった、車と歩行者の安全を守るための物です。
他にも、歩道への雨水の浸入を防ぐ役割を担います。

縁石には大きく分けて3種類の施工方法が存在します。
一つは同じ高さの車道と歩道を隔てる「フラット型」
もう一つは車道より歩道を高くする「マウントアップ型」です。
(マウンアップ型ではないです)
そして、その中間の「セミフラット型」です。

「フラット型」は施工のコストが最も安価ですが、後述の「片面」と比べて安全性が劣り、視力が弱い歩行者にとってはどちらが歩道か識別しにくいです。

「マウントアップ型」は車と歩行者の安全を守れる点から多く採用されてきました。
しかし歩道が始まる箇所や車の乗り入れの箇所に段差が波打つような形になり、視力が弱い歩行者・車椅子やベビーカーを使用している歩行者・身体的に負担が掛かりやすい歩行者などには不便になる場合もあります。

「セミフラット型」は近年で採用されているもので、歩道が車道よりも5cmほど高く設計されており、かつ縁石と水平である必要が無いので波打ちを発生させません。

経済性・歩行者の利用頻度・周囲の構造物との高さの兼ね合い・特殊な場所での安全性の確保など、様々な条件により使い分けられています。

雑草が発生しにくい防草ブロック

丸治コンクリート工業所では植物の性質を利用し、面倒な雑草処理を削減するコンクリートブロック「防草ブロック」を取り扱っています。

国土交通省技術研究センター「道路における雑草抑制技術」に選定

NETIS CB-050041-V(旧登録)

環境賞 受賞  主催:日立環境財団

第16回『国土技術開発賞』受賞
主催:財)国土技術研究センター・財)沿岸技術研究センター、後援:国交省

等、様々なかたちで評価されています。

植物の性質を利用

  • 植物には屈地性という性質があります。植物の根は地面の方に向かって成長し、茎はその逆に向かっていくという性質です。根には正の屈折性が、茎には負の屈地性があります。また植物が光に向かって成長していくことを屈折性といいます。
  • 防草ブロックでは本体に切り込みを設けることで雑草が成長してもこれらの性質と反対方向に根や茎を向けさせることにより、雑草の成長が止まる構造になっております。

防草ブロックについて、詳しくはこちら!


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