【コラム】防護柵の種類
写真:境川(Gr・L型擁壁)
防護柵は主に、車両が進行方向を誤った場合において
・車両が路外、対向車線または歩道等に逸脱するのを防ぐ
・ドライバーや乗員・車両への被害を最小限に抑える
・車両を正常な進行方向に戻す
等を目的として道路に設置されています。
また 歩行者や自転車の転落、無理な横断を抑制するなどの目的を兼ねてもいます。
道路に設置された防護柵は大きく2種類あります。
車両を対象とする車両用防護柵と、歩行者等を対象とする歩行者自転車用柵です。
車両用防護柵は更にたわみ性防護柵と剛性防護柵に分かれています。
これらは用途や設計条件に合わせて設置されます。
・たわみ性防護柵
防護柵を構成する主たる部材の弾性および塑性変形を見込んで設計する防護柵
ガードレール・ガードパイプなどが該当します。
・剛性防護柵
防護柵を構成する主たる部材の弾性限界内での変形を見込んで設計する防護柵
ガードレールなどの部品が無い、コンクリートやプラスチック製のブロックが該当します。
例えるなら
たわみ性防護柵はクッションのように柔らかく、
剛性防護柵は壁のように強く 衝撃を受け止めます。
写真:石川県 大浦千木町線(GUブロック)
丸治コンクリート工業所で取り扱う製品で一例を挙げると、
たわみ性防護柵(関連製品)にあたるのがGUブロック、Gr・L型擁壁など。
剛性防護柵はハレーサルト L型剛性防護柵になります。
当社では これら防護性の高い製品の総称して、Gシリーズと呼んでいます。
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