【コラム】道の高さと幅
インフラに利用できる土地が少ない日本では、道路に様々な制限が掛けられています。
例えば高さ。
トンネルによる交通可能な空間の確保や、立体交差によるスムーズな交通の代わりに、高さが制限されている場合があります。
例えば道幅。
道路は設計される場所によって、重視される機能が異なります。
これらは利用を想定される車両の種類や走行量などが考慮され、条件に合わせた道路が設計されます。
道の高さと貨物の制限
高さ制限は貨物にも影響します。
2024年現在、一般公道での高さの制限は3.8m(所定の手続きを行えば4.3mまで可)となっています。
トラック本体の大型・中型・小型、車種や種類の違いにより、
おおよそ荷台の高さが、約1.4~0.75mです。
なので貨物出来る高さは約2.4~3mまでとなります。
Gr・L型擁壁は4mまでをご用意していますが、そのままでは高さ制限に引っ掛かってしまう為、この動画のように貨物方法に工夫をする必要があります。
道の幅を拡張!
張出式のプレキャストコンクリート製品
道幅は利用を想定される車両の種類や走行量などが考慮され、条件に合わせた道路が設計されます。
例えば小型自動車と大型トラックでは車本体の幅も違いますし、カーブを曲がる時の内輪差も異なりますよね。
ですが時の流れと共に需要が変わり、道幅を拡張する工事を行う事もあります。
尾張旭市(セーフティロード)
セーフティロードは人命保護を最優先に設計されている
「プレキャスト張出歩道」です。
新規・既存の道路の脇にセーフティロードを施工することで、人が安全に歩行できるスペースを確保します。
岐阜県 白川村(ロードプラス)
ロードプラスは既設道路の路肩に設置することで、最大1.75m、車道の拡幅が短期間に行える「張出式 車道拡幅工法」です。
山間部・水路・河川沿い・都市部などの交差点など、様々な場所での道路拡幅に活躍します
高山市 荘川村(ワイドウォール工法)
ワイドウォール工法は最大2m道路の幅を拡げ、なおかつコスト削減を図れる「大型ブロック積み擁壁の道路拡幅工法」です。
水辺の上部を有効利用!暗渠化の強い味方!
KCフォーム・JSフォーム・LSフォーム
限られた平地を有効活用できる手段が、側溝などの暗渠化です。
従来、上部を空洞としていた水辺に蓋をするような形状で物の行き来を可能にすれば、効率的な土地利用が期待できます。
KCフォーム・JSフォーム・LSフォームは、側溝・水路の暗渠化に最適な型枠です。
従来では支持材が必要だったものが不要になり、施工性が向上しています。
左:KCフォーム 中央:JSフォーム 右:LSフォーム
KCフォーム・JSフォーム・LSフォームについて詳しくはこちら!
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