【コラム】豪雨における災害対策
昨今、地球温暖化が原因となってか、異常気象による急な天候変化や集中豪雨(ゲリラ豪雨)も珍しくはありません。
それに伴い浸水や洪水、土砂崩れ等の自然災害が発生してしまうケースが多発しています。
急激に増加する水かさににより避難する事は困難となり、特に老人の方々が危険区域に取り残されてしまった事例もあります。
自然災害への対策は、事前の準備が重要となります。
丸治コンクリート工業所では、水害・洪水等の河川災害・土砂災害のへ対策できる製品を複数取り扱っています。
国土交通省 NETIS KT-160028-VE
曲線にもできる自由な施工性と、たわみ性防護柵としての機能を両立。
幅広い場面で活躍するガードレール基礎ブロックです。
その実力は、実際に被災する事で証明する形になりました。
平成30年(2018年)7月、西日本大豪雨にて福岡県朝倉地区災害復旧現場が再度被災。GUブロックが土砂流の被害を受けました。
しかし強固な連結構造で一部が中空に浮きながらも土砂流に耐え、道沿いの河川へ土砂が入るのを防ぎました。
現場からは
「金具がブロックを引き寄せている緊張度がよく判る」
「1t近いブロックが連結状態で宙に浮くとは驚いた」
「置き式でよく持ちこたえた」
「川への土砂の流出が少なくてすんだ」
「トンパック(大型土嚢)の代わりになりそう」
「水抜き孔が大きく排水効果抜群」
等々、様々なご意見を頂きました!
写真:国道41号(GUブロック)
また、7月8日の豪雨被害により下呂市と高山市を結ぶ国道41号が崩落し、近隣住民の方々の生活や経済活動に大きな影響が出てしまった災害でも活躍しました。
早急な復旧が求められる中、GUブロックは約500mに亘る緊急工事に使用されました。
そして、復旧工事は仮設道路の完成予定の8月31日を大幅に繰り上げて8月17日に完成。
現場から「GUブロックは予想以上に施工がスムーズだった」とご好評の声を頂きました。
近隣住民からも、現場の施工者に対し応援や感謝のメッセージを頂くなどの温かい出来事もありました!
工期短縮と治水安全度の向上を両立しながら、河川護岸の嵩上げ工をプレキャスト化しました。
昨今の豪雨による急激な河川水位の増加に対し、護岸の嵩上げは有効な手段となります。
しかし今までは現場打などで対応していたため、護岸の嵩上げ工事は施工には時間が掛かっていました。
そこで丸治コンクリート工業所は河川護岸の嵩上げ工をプレキャスト化を実現。
工期を短縮しながら河川の氾濫を防ぐ製品を開発しました。
手順の多い階段施工をプレキャスト化した、標準品1個当り1m2の大型階段ブロックです。
スムーズに施工を進める事が出来るので、従来よりも短期間で高台への避難経路を確保できます。
また、想定される利用者に合わせて1割・1.5割・1.8割・2.0割の中から勾配を選択できます。
国土交通省 NETIS CB-180029-A
JIS Ⅰ類認証済
水の性質したコアンダ効果によって集排水能力を向上させた高排水性の側溝蓋です。
従来の側溝蓋よりも、効率的に路面から水をとり除く事ができるので雨水が路面に溜まりにくくします。