【コラム】盛土と切土

写真:埼玉県 秩父市(ワイドウォール工法

日本は山や谷が多く 斜面が多い・地盤が軟弱である等、地盤条件が好ましくない土地に道路を施工しなくてはならない場面も少なくありません。

もちろん そのままでは車両が安全に交通する事は難しいです。

そこで、切土・盛土による急な斜面を平坦にする道路土工をします。
土工とは、地盤や土を切り除いたり盛ったりする基礎的な作業です。

切土は斜面を削り法面を形成する事で、盛土は斜面を盛り立てて形成する事です。

地盤に締まりがある切土に対し、盛土は新たに土を加えるため地盤が緩くなりやすいです。

そのため、通常は盛土は切土に比べて緩い角度で施工する事で安定させます。

また、間違えられやすいですが切土=掘削ではありません。
切土は法面を形成するための作業であり、掘削は土を削る事の総称です。
つまり、切土は掘削の細かな区分の中の一種となります。


切土・盛土、それに加えて切土を始めとする掘削作業は、土工の作業する量が増すほど、重機・人件費等のコストが掛かります。
丸治コンクリート工業所では、それらのコストを抑える製品を取り扱っています。



ワイドウォール工法

ワイドウォール工法は最大2m道路の幅を拡げ、なおかつコスト削減を図れる
大型ブロック積み擁壁の道路拡幅工法です。

主な特徴として以下の点があります。

  • 現場打ち逆T擁壁と比較して、掘削量を大幅に削減できます。
  • 法面上設置において 大型ブロック積み擁壁と比較して直壁であるため、全体の擁壁高を低くすることができ、コスト削減を図ることがでます。
  • 1ブロック50cmの拡幅が可能であり、4段目までブロックを利用することで、最大2.0mの拡幅を可能とします。

ワイドウォール工法 製品ページ





ジオセル土留工法

ジオセルとは、高密度ポリエチレン(HDPE)製板を部分溶着することです。
ハニカム構造を形成し、折りたたんだ状態では、コンパクトですが展開することで立体状になります。
立体状であるため土中に配置すると引抜け抵抗力が大きくなります。

ジオセル土留工法はジオセルの引抜抵抗力を利用し、水路構造物等に土圧が作用する場合に土留め目的に使用します。





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