【コラム】ハルバード?いいえカルバート

この記事の担当が業界に入りたての頃、お恥ずかしい話ながら「カルバート」の事を「ハルバード」と間違えていました。
発音が似ていると思うのですが、どうでしょうか?

スーダンの首都の「ハルツーム(Khartoum)」が現地の発音では「カルトゥーム」だったりします。
上記の様に言語により同じ綴りやルーツ・意味を持つ言葉でも カ行がハ行に変化しますが、ではカルバートとハルバードはというと…

これで同じだったりすれば、感が鋭くてカッコよさそうですが
調べたところ全く違いました

どちらも諸説あり明確にはわかりませんが
ハルバード(Halberd):
・ドイツ語で「棒」を表すハルム (halm) と「斧」を意味するベルテ (berte) からなる造語であるとする説

カルバート(Culvert):
・フランス語の「覆われた」(couvrir)からの派生語という説(ただし、この言葉は暗渠のカルバートのような場合、使用されないそうです)
・オランダ語の派生で、フランス語の 「流れる」(couler )とオランダ語の「船での旅、運河」(vaart)の組み合わせとする説

等があるそうです。

特にカルバートの方は資料が少ないみたいです。
暗渠だけに、謎に覆われているのですね…


さて、丸治コンクリート工業所でもカルバートに関係する製品を取扱っています。
製品本体としてボックスカルバート(T-25)がある他、
カルバートにも使用できる工法としてスライドレール マルチスライド工法があります。

重たいコンクリートの施工を楽にする!
スライドレール マルチスライド工法

スライドレール マルチスライド工法

 基礎コンクリートにレール(市販品鋼材)を埋設
→レール面へ専用の粘着剤を塗布し、勾配を問わず偏りなく鋼球を散布
→鋼球を介した上にコンクリート二次製品を配置

…という手順で、コンクリート二次製品を押しや牽引等で滑走・移動をして布設する工法です。


■特徴

・基礎コンクリートを必要とする構造物にはご使用いただけると言え、
 ボックスカルバートを始め、自由勾配側溝・L型擁壁など多くの製品に使用できます。

特殊な施工専用機械が不要で、迅速な移動と確実な設置が出来ます。

クレーンは荷下ろし作業だけ使用します。
 住宅密集地や高架橋・電線等の障害物があり、クレーンでの吊り下げ移動が出来ないところで威力を発揮します。

・コスモオクトール(専用粘着剤)を使用することにより、縦断勾配が10%程度でも施工可能
 鋼球の転動を迎え所定位置に留めることで偏りを少なくし、鋼球間隔を保持します。
 なので散布率も大きく低減され、必要最低限の使用量とすることが出来ます。

スライドレール マルチスライド工法について、詳しくはこちら



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